医療法人 熊愛会熊本脳神経外科病院

脳ドック

くまのう脳ドック3つのコースのご紹介

Aコース

  • 問診
  • 身体測定
  • MRI
  • 頸部エコー
  • 動脈硬化検査
  • 認知機能検査
  • 血液検査
  • 尿検査
  • 心電図
  • 栄養指導
  • 結果説明
特 徴
脳卒中の原因となりうるあらゆる要素を網羅的にチェックするためのコースです。管理栄養士による栄養指導では、食生活に関するアドバイスを行なっています。
こんな方にオススメ
徹底的に検査をされたい方や、健康診断がお済みで無い方。
受診日
平日・土曜日
所要時間
2〜3時間
料 金
40,000円(税込)

Bコース

  • 問診
  • 身体測定
  • MRI
  • 頸部エコー
  • 動脈硬化検査
  • 結果説明
特 徴
MRIやエコー検査などの画像検査を中心とした、当院一番人気のコースです。
こんな方にオススメ
脳と血管に特化して詳しく検査したい方や、健康診断がお済みの方。
受診日
平日・土曜日
所要時間
1時間半〜2時間半
料 金
30,000円(税込)

簡易コース

  • 問診
  • 身体測定
  • MRI
特 徴
MRI検査のみのシンプルなコースです。結果説明は書面にて郵送いたします。
こんな方にオススメ
MRIだけでもしてみたい方。職員の健康増進をご検討中の企業様。
受診日
日・祝 含む全ての日
所要時間
〜1時間
料 金
20,000円(税込)

*Bコース・簡易コースには血液検査(5000円)と心電図(1,500円)を追加することができます。
 *平日は現金・クレジットカード(VISA・JCB・Mastercard・アメリカンエキスプレス)がご利用いただけます。
 *日・祝日は現金支払いのみとさせていただきます。

検査項目のご説明

MRI
MRI
脳ドックで最も重要な検査です。磁石と電磁波を利用し、脳の断面を画像化します。脳梗塞や脳出血、脳の萎縮などの有無が確認でき、「症状はなかったものの、小さな病気が起こっていた」といったことが分かる場合もあります。撮影内容の中には、血管を画像化することで脳動脈瘤や動脈硬化の有無が確認できるMRA検査も含まれます。
頸部エコー
頸部エコー
頸部の太い血管内にはプラークというコレステロールの塊が蓄積しやすく、進行を放置すると脳梗塞の原因となります。この検査では、プラークの有無やプラークの性状、血管の狭窄具合の測定ができます。
動脈硬化検査
動脈硬化検査
全身の血管の硬さや詰まり具合が評価できる検査です。動脈硬化の進行の程度を把握できます。測定結果から「血管年齢」を算出します。
血液検査
血液検査
脳卒中の原因となる糖尿病・脂質異常症(特に、LDLコレステロールの過剰)の有無が確認できます。
心電図
心電図
心房細動のような不整脈がある場合は心臓内に血栓が生じやすく、この血栓がはがれてしまうと、脳内の血管で詰まり、脳梗塞を起こします。この検査ではそういった心臓の異常の有無が確認できます。

くまのう脳ドック4つの特徴

①「日本脳ドック学会」認定施設
2005年に認定を取得し、以後学会の推奨する安全で質の高い脳ドックをご提供してまいりました。今後も脳ドックのニーズの変化に柔軟に対応し、最適なサービスのご提供を目指してまいります。
②高性能3T(テスラ)MRI
T(テスラ)とはMRIの磁場強度を示す単位で、現在1.5Tと3.0Tが主流です。磁場の強い3T MRIの方がより鮮明で高画質な画像を取得できることから、小さな病変の早期発見に有用です。3T MRIは主に総合病院等で一般診療用として普及しており、脳ドックで利用できる施設は数が限られています。
③脳神経外科医と放射線科医による
ダブルチェック体制
ベテランの「脳神経外科医」が専門的な立場から的確な結果説明を行います。また、医療画像診断を専門とする「放射線科医」によるMRI検査の詳細な結果報告も加えて、医師2名体制による正確な結果報告を実現しています。
④脳ドックから外来診療への
スムーズな移行
脳ドックの結果病気が発見された際には、最適なタイミングで外来診療での専門治療をご提案いたします。脳ドックと治療を同じ施設で行う事で最適なタイミングで治療を開始でき、また検査の不要な重複を避けることができます。

ご予約について

注意事項

ご予約方法

ご予約はメールにてお申し込みください

*事前に資料をお送りしますので、受診希望日の1週間前までのご予約をお願いいたします。

受付時間/9:00〜17:00(日・祝日の対応可)

メールでのご予約はこちら

ご不明の点はお電話にてお尋ねください
 お電話:096-372-2950

脳ドックを特にオススメしたいのはこんな方!

脳卒中を患った血縁者がいる方

血縁者に脳卒中になった方がいる場合、脳卒中になる可能性が高まるとされています。特に、くも膜下出血の発症は遺伝的な要素が強いことが分かっています。

40代以上で生活習慣病もしくは、その予備軍に該当される方

高血圧、糖尿病、脂質異常症(特にLDLコレステロールが過剰の場合)、肥満、多量の飲酒、喫煙、不整脈(心房細動)などはそれぞれ独立して脳卒中の発症リスクを増加させます。複数に該当する場合にはさらに注意が必要です。

くまのう脳ドックで何が分かるのか 〜発見される主な病気〜

大脳白質病変(だいのうはくしつびょうへん)

脳には白質と灰白質があり、白質は脳の深い場所にあります。主に高血圧を原因として、白質を栄養している細かい血管が動脈硬化を起こし、血管から脳に酸素や栄養がうまく行き渡らなくなっている状態です。脳が壊死しているわけではないので脳梗塞とはことなります。脳が弱っている状態とお考えください。
無自覚であることが多く、日常生活に支障をきたさないため、大脳白質病変自体を治療することはありません。しかしながら、病変が広範囲に及んでいる場合には、脳梗塞や脳内出血、認知症を発症する危険性が高まることが分かっています。進行を抑えるためには、血圧を管理することが重要になります。

無症候性脳梗塞(むしょうこうせいのうこうそく)

小さい脳梗塞や脳の重要でない場所にできていた脳梗塞は自覚症状が乏しいことがあり、このように無自覚ながら発見される脳梗塞を無症候性脳梗塞といいます。かくれ脳梗塞と呼ばれることもあります。
無症候性脳梗塞がある場合には、将来的に脳梗塞や脳内出血、認知症を起こす危険性が高くなることが分かっていますので、症状がなかったからといって放置してはいけません。血圧の管理を中心に、生活習慣病の予防や改善が重要です。

無症候性脳出血/微小脳出血(むしょうこうせいのうしゅっけつ/びしょうのうしゅっけつ)

脳内の細かい血管が動脈硬化を起こし、次第に脆くなった結果血管が破れ、脳内に出血した状態です。小さな出血や脳の重要で無い場所での出血であれば、気づかないこともあります。
これらの病気がある場合には、将来的に脳梗塞や脳内出血を起こす危険性が高くなることが分かっていますので、症状がなかったからといって放置してはいけません。血圧の管理を中心に、生活習慣病の予防や改善が重要です。

未破裂脳動脈瘤(みはれつのうどうみゃくりゅう)

血管のある場所が袋のように膨らんだ状態です。血管が分岐する箇所によく発生します。風船をイメージしていただくと分かりやすいかと思いますが、血管が膨らんでいるということは、血管の壁が薄くなっているということであり、進行すると破裂する可能性があります。脳動脈瘤の破裂によって起こるのが「くも膜下出血」です。くも膜下出血は、発症者のうち1/3が亡くなり、1/3が重い後遺症を患い、残りの1/3だけが無事社会復帰できるとされている大変怖い病気です。一方で、全ての未破裂脳動脈瘤が必ず破裂するという訳ではなく、特に3mm以下の大きさで形もきれいで症状も無いような場合ほとんどが破裂せず、生活への支障もなんらありません。MRI検査では3mm程度の小さな脳動脈瘤でも発見することができます。

当院が大切にしていること

脳卒中の最も恐ろしい点は、前触れなく突然発症することです。加えて、痺れや運動障害といった重い後遺症が残ったり、寝たきりとなってしまうこともあります。

「まさか自分が脳卒中になるなんて。」脳卒中になった方の多くがそうおっしゃいます。

脳卒中の発症がご本人様のその後の社会生活に大きく影響するのはもちろんのこと、生活を共にするご家族様にとっても、介護やサポートが必要になったりと、大きく生活が変わってしまうことも多々あります。

しかしながら、脳卒中は生活習慣病の進行を原因に発症する例が多いため、私生活の改善や適切なお薬の服用などを通して、将来起こる可能性のある脳卒中を予防できるはずです。

「動脈瘤が見つかったけど、早いうちに分かったけんよかった!」

「まさか自分に隠れ脳梗塞があるなんて。孫も生まれるし、まずは禁煙して運動も頑張ります!」

といった受診者様のお声を聞くと、一人ひとりの人生にとっていかに健康が大切かということを実感します。それゆえに、「健康をより大切に思っていただくきっかけになるサービスをお届けしたい」という思いを大切に、誠心誠意取り組んでまいります。

くまのう脳ドックの実績データ

くまのう脳ドックの実績データ